鍼が皮膚に触れた際や、鍼を刺し体に入った際に、独特の感覚が生じることがあります。
鍼を経験されたことがない方が想像される”痛み”とは異なり、鍼を刺した際の”独特の感覚”のことをいいます。
鍼灸師はそれを’響き’、’得気’と表現します。
初めて体験された方の大半は、始めは”痛い”と表現されます。
こちらが”痛いですか”と尋ねると、”いや、痛いというか…’と言って一旦考えられます。その後、”ズーン”や”ズキューン”、”痛いところに当たった感じ”などなど、皆さんそれぞれの表現をされます。
その感覚が好きな方、苦手な方、足で感じるのは嫌だけれども、肩や腰はむしろ好きという方など様々です。
好みではないが、良くなるのならばそれでもいいとおっしゃられる方もいらっしゃいます。
鍼灸Sceneryでは、その独特な感覚を生じるような鍼を受けられるように強制することはありません。
初めての方にはその感覚はお伝えしても共有できるものではありませんので、一度経験していただいてお好みでなければできるだけその感覚が生じないように努めています。
反対に、お好みの方、どちらでもない方には、受けていただくようにしています。